昔と今の家庭の違い

世論調査などでは、多くの世帯が共働きになっているそうです。
働き方も変化していて、女性は短時間の労働だったものがフルタイムでの働き方が増えてきたそうです。
子供が小さいうちは教育費などのために共働きをし、子供が成長して夫婦だけになると今度は老後の蓄えのために共働きをするといった構図があります。

年金支給への不安や、高齢化への不安などが背景にあるのではないでしょうか。
昭和の時代には、子供をたくさん持つことで老後の生活を安定させるという考え方が多かったと聞きます。
子供の数が多ければ子供一人一人の負担が少なく、生活面での負担をする兄弟に金銭面での援助が出来ていたのです。それが近年では少子化が進み、子供に老後の生活を託すことが難しくなりました。
特にここ数年では、年金生活の親に依存して生活をする若い世代も増えてきているそうです。
少子化のため、夫婦は長く共働きをしなくてはならなくなり、大学までが一般的になってきた昨今では学費も大きな負担になって子供をたくさん持つことが難しいという負のスパイラルに陥っています。
どこかで打開が出来ればよいのですが、そのためには社会保障の充実が必要になってきますので、長くかかりそうです。

少しでも元気な間に貯蓄を増やしておくために、共働きでも残業は必要な収入源でもあります。
ですがこの残業についても、日本の社会全体が残業をなくす方向に進んでいますので、これもまた厳しい状況におかれていると思います。
基本の収入が増えれば、残業による収入に頼る必要もありません。ですが企業の全てが対応出来るような経済になるまでは困難であることは目に見えています。
今はいかに共働きをしながら、残業や休日、また家事や育児について家族内でしっかりと話し合いをしておくことが必要かもしれません。